2020年12月09日

【アカデミー】「アカデミースタッフの日常の取り組み」

早いもので、今年も1ヶ月を切りましたが、今年は今までに経験したことのない日常生活を過ごしています。


今年はコロナウイルスによる感染拡大から、緊急事態宣言発令により社会や人の動きが制限された期間を過ごし、

またコロナ感染予防対策により日常生活から3密を回避し、マスク着用・消毒の徹底と日常から縛られた生活を余儀なくされていますが、

改めて「平和と健康の大切さ」「あたり前のことがあたり前じゃない」ことを痛感した1年となりました。


しかし、ネガティブな事ばかりではなく私自身「オンライン会議」という新たなコミュニケーションツールを知り使えるようになり、

また毎日の行動履歴を記録する事で自分自身の1日の振り返り(自分自身をフィードバックする時間)を得て習慣化することができました。


私たちの職業は「サッカーの指導者」です。


「餅屋は餅屋」と言われるように、その道のことは専門家が一番であると言われるように、

日々自分の時間をサッカーや選手に向き合い、努力し続けることが必要な職業です。

今回は、アカデミースタッフの日常を1つ紹介したいと思います。


「今日のTR(指導)メニューを今日作成する」

アカデミースタッフは今日1日のTRメニューをTRまでに作成します。

真っ白な用紙に、W-up・TR1・TR2・GAMEと約90分の限られた時間の中で、

大枠として、クラブのプレーモデルやGAMEモデル、サッカーの原理原則、

また個別の課題(上達させたい・習得(獲得)させたい)ことを1日のTRテーマ(今日のゴール)として設定し、

プラモデルの組み立て表のように、1つ1つのTRメニューを細分化・明確化しGAMEまで段階的に作成しています。


作成する作業の方法は様々です。

週末の映像を観たり、作戦ボードを動かしてみたり、裏紙にTRメニューを落書きしたり、他の指導メニュー(書物)を参考にしたり、

スタッフ間で話し合ったりとそれぞれですが、自分でTRメニューを作ることに大きな意味と効果があると思っています。


今回は自分で作る事による指導者と選手の効果を1つ紹介したいと思います。


プレーで起こる良し悪し(成功と失敗)を事前に描くことができるため、その状況で選手に伝える言葉やその内容、

また言葉のタイミングさえも事前に準備しておくことができます。

「そうきたか」「だよね」と冷静にプレーを観察することができるため、指導者は感情をコントロールして選手のプレーや指導に集中でき、

また突発的なプレーに対して柔軟な言葉の対応、効果的なアドバイスができると思います。

また考えていたメニューが選手に有効ではない、ある意味で失敗したと感じた時に、オーガナイズ(練習のサイズ)、TRのルール、

選手に課す条件等をその場で修正できます。


「成功は準備8割」と言いますが、1日のTRを成功させるには、TRの指導力も当然(絶対)大事ですが、

TRの準備=TRメニュー作成こそが、TRの成功だと思います。


私は、選手たちが「今日、上手くなった」と実感し「早く明日のTR来ないかな」と、

明日のTRを待ち遠しく思ってくれるTRが成功ではないかと思います。



【アカデミー】「アカデミースタッフの日常の取り組み」


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Posted by 鹿児島ユナイテッドFCスタッフ at 11:00 │アカデミー